親子喧嘩

 

ワリキリの意味を理解して相場を知り援デリを避け相手を募集する方法 親子喧嘩の末に家出をして泊まる宛もなく割り切り掲示板に流れ着く。 そんな女の子を、もう何人相手にしてきたことだろう。 まあ、業者を除けばほとんどが援交目的なのだが、マジ家出してきた女の子も実際にいる。 「そういうわけでして、ワタクシ、親子喧嘩をいたしまして、家出してきた次第で」 割り切り掲示板で拾ってきたともえちゃんも、その口のJKだ。 「お金もなく泊めてくれる友達もおらず、掲示板に頼ってみた次第です」 僕の目の前で座布団に正座して向かい合っているともえちゃんが、指をついて深々と頭を下げる。 この手の女の子はアバズレっぽかったりメンヘラ的であったりするものだが、彼女は折り目が正しい普通の子だった。 「本日はお泊め頂きありがとうございました。野宿も覚悟していた身、感謝の言葉が尽くしきれません」 きりっとした顔立ちも含めて、まるで御前試合に臨む武芸者のような雰囲気だ。 僕としては、一人で住むには広い家なので、近所迷惑なことさえしなければ勝手に使ってくれて構わない。 セックスは出来てもできなくても構わない。ただ、金銭が絡んでくるならば、やらない。困っている女の子をこうして助けることは全然かまわないのだが、援助交際するほどの甲斐性も、JKを押し倒すほどの傍若さも持ち合わせていない。 あくまでもボランティアなのだが、それでも、一緒にいて楽しい気持ちにさせてくれる女の子は歓迎だ。 ともえちゃんが煎れてくれたお茶を飲みながら、よもやま話をする。 お茶は熱すぎずぬるすぎず、程よく茶葉が開いたいい煎れ方だった。 「私もいずれ子供を産んで母になるのでしょうけど、子供の気持ちがわかる親になれるかどうかは不安です」 ともえちゃんはお茶の湯気とともに深い息をついた。女の子なら誰でも一度は通る、理想の母親と自分とのギャップに悩む道である。 あいにく、僕はそんな女の子の悩みに乗れるほど懐は深くないし、頭もよくない。 ただ、誰でも親になれる以上、ボタンの掛け違えは絶対発生して、その時に親に物も言い返せない子供の方が、親にとっては将来に不安を覚えるのではないだろうか。 親子喧嘩の果てが家出と言うのは褒められたものではないが、たぶんそういう子の方が強い大人になれるのではないかな、と思う。 僕の言葉に、ともえちゃんは静かに頷いた。おそらく、彼女は一晩ここで夜を明かして家へと帰っていくだろう。 人が飲むことを考えたお茶の淹れ方ができるともえちゃんなら、きっと親との関係を見つめ直せると思った。 タダマンのやり方 タダマンのやり方

 

 

 

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