セフレとの出会い

出会い系でセフレ募集をする 西向きの窓から外を見下ろすと、そこには常に彼女がいた。それが僕のセフレとの出会いだった。 僕は、月の半分は自宅で仕事をしているフリーランサーである。ただし、生活はギリギリだ。でもまあ、胃がキリキリとする人付き合いが多い会社勤めよりも、今の仕事の方が性に合っている。食っていければいいという考えで、先日に家賃を切り詰めるために自宅兼事務所としてワンルームの安い木造アパートへと居を移した。 何もない殺風景な僕の部屋。僕は必要以上のコミュニケーションは取らず、引きこもった生活を続けていた。僕と外をつないでいるのは、ちょうどPC越しに広がっている西向きの窓から見える外の光景のみだった。 そこには時間貸しの駐車場があった。そして、いつの頃からかある女の子がそこに決まった時間に必ずたむろしていることに僕は気づいたのだ。 その駐車場にはベンチと自動販売機があり、夕方に彼女は必ずベンチに腰かけて缶コーヒーを飲んでいた。年のころは20代前半くらいだろうか。何をするわけでもなく誰かを待っているわけでもなく、彼女は毎日のようにそこにいた。そして、日が沈む頃になると、彼女はいつの間にか姿を消しており、毎日がこれの繰り返しだった。例え雨の日でも彼女は傘をさして駐車場に佇んでいた。 最初は「ああ今日もいるな」くらいの認識だったが、いつしか彼女が気になる存在になっていた。僕と彼女が言葉を交わしたのはそれから1か月後だ。人とはあまり関わらないでおこうと思っていた僕だが、もっと彼女を近くで見たいと思ってしまったのだ。 「誰を待っているというわけでもなくて誰かを待っていたんです」と彼女はよくわからないことを言った。そして、まさかこれがセフレとの出会いになるとは思わなかった。心を病んで引きこもりになっていた彼女は、社会復帰するために毎日外へと出るようになった。しかし、彼女の行動範囲はこの駐車場までが精一杯だったのだ。誰かに今の自分の引きこもった生活から掬い上げてもらいたくて、ここでずっとその誰かを待っていたのだと思う、と彼女は言った。 それは僕も同じだったかもしれない。唯一、今の僕と外界をつなぐ存在だった窓の外に必ず彼女はいたのだから、僕たちが結ばれたのは当然の成り行きかも知れないと、狭いワンルームで彼女の細い体を抱きながら僕は思った。 援デリ 援デリ

 

 

 

 

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