闇へ・・・

このイベントがあるって知ったのはだいぶ後ですね。ここまであるとは思ってなかった。


ロストールの王宮前に行くと、門番が駆け寄ってきました。

門番「あ、伯爵様。王妃様が謁見の間に来るようにとのことでした。」

ミネルヴァ「そう。じゃあ、行くよ。」

門番「では、謁見の間までご案内いたします。」

私は謁見の間へ行きました。そこにはレムオンやほかの貴族たちも呼ばれていました。たぶん、ロストールのほぼすべての貴族が来てるんじゃないかな?あとから、ゼネテスもやってきました。彼はこういう場はやっぱり苦手らしい。彼にどんな話があるのか聞いてみたんだけど、彼も知らないみたい。

やがて、王様も出てきて、この場は静かになりました。そして、エリスから出た言葉は・・・。

エリス「今日、そなたたちを集めたのは、エリエナイ公、そなたに問いただしたいことがあったからだ。エリエナイ公レムオンよ。そなた、ダルケニスではないか?」

場内は騒然としました!そりゃそうだ。別にこの場でなくても、人間はダルケニスと聞いただけでビビッちゃうんだから!!ど、どうしよう・・・。

レムオン「・・・何をご冗談を。」

エリス「我が手の者が、そなたが銀髪赤眼血を求め吼えておったところを見ておる。」

もう場内は混乱寸前。そこへ、ゼネテスが発言してくれました。

ゼネテス「・・・ダルケニスだったってことは、そりゃ、前の新月の晩のことだよな、叔母貴。」

エリス「その通りだ。」

ゼネテス「叔母貴の言う手の者ってのは、もしかして、ツェラシェルか?」

エリス「その通りだ。」

ゼネテス「そいつは、変だな。俺はその晩、ツェラシェルと一緒だったんですよ。」

セルモノー「・・・その言葉に偽りはないか?ファーロス総司令。」

ゼネテス「千年樹に賭けて真実です、陛下。それにノーブル伯も一緒だったしな。な、ミネルヴァ。」

ミネルヴァ「えっ、ええ。そうです、陛下。」

一緒だったのは事実だもんね。

セルモノー「そうか。ノーブル伯総司令がそう申すなら、間違いあるまい。エリエナイ公もとんだ嫌疑であったな。」

レムオン「・・・陛下、気分が悪いので、失礼いたします。」

レムオンは帰り際、ゼネテスにこう言いました。

レムオン「恩を売る気か?」

ゼネテス「そんなんじゃねぇさ。」

レムオン「後悔するぞ。俺はもう腹を決めているのだ。」

レムオンは帰っちゃいました。

セルモノー「もう用はないようだな。疲れた。下がらせてもらうぞ。」

セルモノー王もいなくなったので、みんなそれぞれ帰りました。もちろん、私も。レムオン、大丈夫かな・・・。



エリス「・・・どういうつもりだ、ゼネテス。手負いの獣を野に放つのか?危険すぎるぞ。」

ゼネテス「叔母貴。ディンガル帝国の手がそこまで伸びてる。だから、反対派の巨頭を消そうと目論んだんだろうが・・・少なくとも種族間の不理解をネタに使うのは、俺は気に入らないぜ。」

エリス「以後は、総司令の不興を買わぬよう肝に銘じよう。・・・だが、甘いな。これで、私とそなたは一歩、に近づいたぞ。」

ゼネテス「誰だって、死ぬのは決まってるさ。俺は叔母貴と心中できるなら本望だぜ。」
(↑お〜い!)

エリス「フフ、私はごめんこうむる。できるだけの手を打つだけだ。」

行方不明

それからは、いくらレムオン邸へ行っても、レムオンと会うことはできませんでした。そして、カルラがロストールに進軍するとわかったとき、レムオンは最後の手を使ったのです。セバスチャンが教えてくれました。

セバスチャン「これはミネルヴァ様、お帰りなさいませ。カルラが攻めてこようというのに、レムオン様は貴族のみなさまをまとめ、迎え撃つ軍を出さぬと言っています。ミネルヴァ様、私は政治のことはよくわかりませんが、レムオン様は間違っていると思います。どうか、ミネルヴァ様、王宮へ行き、ファーロス総司令をお助けになってください。」

ミネルヴァ「・・・わかった。」

セバスチャン「竜王様のご加護がミネルヴァ様をお守りになりますように。」

私は王宮へ向かいました。その後に予想もつかない悲劇が起きることも知らずに・・・。


この後はラストバトルです。しばらく書かないと思うので予告だけしておきますが。

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