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Diary
―――1998年4〜6月の雑感―――


1998/4/18(土)

 HPを立ち上げて、足かけ三週間。仕事の合間にちょこちょこ作るので、なかなか思うように進みません。いつになったらパイロット版を脱却できる事やら(泣)。3〜5月は仕事がめちゃくちゃ忙しいので致し方ないのですが、もう少し自由な時間が欲しいと思う今日この頃だったりします。春だというのに、散歩にもいけないなんて……。ミズバショウも咲いているというのに。
 ところで、来週の「モーニング」に『沈黙の戦艦−特別編』が載るとのこと。思わず硬直してしまいました(笑)。告知を見る限り、中学生くらいの海江田さんの話のよう。期待に胸が高鳴ります。買いに行く前に売り切れないかな。予約しておいた方がいいかしら(笑)。



1998/4/19(日)

 やっとのことで「古楽の楽しみ」を一部UP。音楽史になってしまって反省しきり。でも、グレゴリオ聖歌については説明しておかないと、なぜ2種類も奏法があるかわかりませんよね? 私がグレゴリオ聖歌を聴きはじめて、一番戸惑ったのはそこの部分だったので……。
 今日は、自然公園には行けませんでしたが、近所を久々に散歩しました。少し寒かったですが気持ち良かったです。来週こそは絶対行くぞ(笑)。



1998/4/23(木)

 今日は、『沈黙の艦隊』特別編「海の音−海江田四郎青春譜−」を読むために、久々にモーニングを購入いたしました。さすがに、朝買ってしまうと、その後の仕事に差し障りが出そうだと思ったので、帰りに購入しようと思ったのですが、結局、誘惑に耐えきれずに昼休みに購入しました。しっかり、その後の仕事は手に着かなくなって、泣きを見た私でございます(笑)。
 海江田四郎13歳の夏、ということで、非常に魅力的な作品でした。ただ、連載が終わって2年、連載中の連載中の7年も含めて、9年間で既に出来上がってしまっていた、私の中の『海江田四郎』とのギャップに、奇妙な違和感を拭えませんでした。でも、だんだん慣れていくのでしょうね(笑)。ちなみに、続きが6月に載るそうです。また、どきどきしながら読むんだろうなあ(笑)。
 取りあえず、『海江田四郎』の追っかけは、どんな結果になろうと止められそうに無い、ということだけは確信してしまいました。今後の展開に期待しつつ、どうせですから、かわぐちかいじ先生には、単行本になるだけ、海江田四郎の成長の記録を描いて欲しいと思いました。



1998/4/25(土)

 今年は北海道も春が早いです。札幌市では、いつもより3週間ほど早く桜の開花宣言が出ました。大体に置いて、ゴールデンウィーク前に北海道で桜が咲くのは、いつもは函館や松前あたりなんですから、いかに早かろうというのがわかろうと言うもの。いつもは5月も中旬近くになってみる見る桜を、今年はもう見ています。
 おかげで、野原の花も早いですよ。でも、同時に、こんなに早くて良いものだろうか、という疑問が湧きます。ここまで早いと、もう、異常気象と言って差し支えないように思えてきます。おまけに、いつもなら降るはずの、春先の雨が降らないのです。今月は、4月としては過去最低の降水量なのではないでしょうか。だんだんと、地球が壊れていく前兆なのではないだろうか、そんな想いさえ湧いてきます。
 最近は、異常気象でない年の方が珍しいかもしれません。原因はいろいろあるでしょうが、地球や自然に生かされているのだ、と言う謙虚な気持ちを持って、私たちは生きていく必要があるのではないか。季節はずれ(?)の桜を見ながら、そんなことを考えてしまいました。



1998/4/29(水)

 「緑の日」だというのに、出勤した私……。何か間違っていると思うのですが、それで食べている以上、しょうがないんですよね。仕事が嫌いなわけでは無いのですが、もう少し、ゆとりを持った生活がしたいです。少し趣味を減らせば良いのじゃないか、と同僚から言われたりしますが、断じて仕事人間になりたくない私は、無理をしても趣味も続けてしまう。ああ、悪循環だな。かといって、仕事で手を抜くのも嫌だし……。もう少し、上手に時間が使えるようになりたいです。
 さて、このHPですが、5月5日をもって正式運航に踏み切ることにしました。多分、表紙が変わるだけだと思いますが(笑)。なんとか古楽のページをもう少し増やしてから運航を開始したいと、現在あがいているところです(笑)。



1998/5/ 3(日)

 今日は、母と一緒に半年ぶりで山に登りました。札幌市内の小さな山だったんですが、久しぶりだったのでさすがに身体中がぎしぎし痛みます。本当に、冬の間にしっかり身体が鈍ってしまうので、毎年今頃は湿布薬や塗り薬のお世話になる日々です(笑)。
 どちらかと言えばインドアタイプだった母や私が、登山までするようになってしまったのも、ただ植物を見たいがためだ、というところがなんとも言えません。普通なら2時間で登れるところを、道ばたの植物を確認しながら、3時間半かけて登りました。曇りで風も強かったのですが、花の写真も幾つかとれて、楽しい一日を過ごしました。



1998/5/ 5(火)

 ついに今日から正式版の運航ということになります。でも、内容的にはパイロット版と何も違いませんが(笑)。ただ、正式版だと公言することで、それなりに維持する責任と義務が自分の中で生じたように思います。カウンターも、最後までつけるかどうかためらったのですが、付けてみました。自分では、あまり必要性は感じなかったんですが、来る方が、自分が何番目か知りたいかなあ、と思ったもので(笑)。
 工事中のところばかりですし、多分コーナーも増えて行きそうなので、一通り形になるには半年くらい掛かりそうですが、取りあえず焦らないで作っていこうと思います。



1998/5/ 9(土)

 土曜日に更新が出来てホッとしています。明日はなんとか休みになったので、雨さえ降らなければ山登りをします。そうすると、多分ほとんどコンピュータには触れなくなるので(笑)。
 なんだかんだで毎日あちらこちらを直しつつ、直すつもりで壊したり、と試行錯誤を繰り返しています。1日1時間と時間を決めてはいるのですが、ついつい時間の経つのを忘れてのめり込んでしまい、気が付けば3時間くらい過ぎていた、ということが何度もありました。目に悪いなと思いつつ、はじめてしまうと終われなくなるのが困りものです。でも、こつこつ手作りする感覚はとても好きです。あえてHP作成ソフトは使わずに、テキストエディタで作っている私は、ちょっと病気かもしれません(笑)。



1998/5/11(月)

 昨日が「母の日」だったのを、登山の帰り道で見かけた花屋の前で知りました。実は、「母の日」を、その日の内に気付いたのは5年ぶりでした。我が家では、誕生日に始まって、○○の日というのはほとんど祝われなくなって久しいです。なぜか、終わった後に気付くんですよね。あ、昨日そう言えば誕生日だったんだ……という状態です。祝う気持ちとか、感謝の気持ちが無いわじゃないんですが。
 それで、昨日は久々に気が付きましたので、カーネーションでは無くて、母の好きなサーモンピンクの薔薇を7本買って帰りました。母の日なのに、私だけ遊びに出かけたお詫びも兼ねて(笑)。



1998/5/17(日)

 インドが核実験を行いました。世界中が(中国やロシアさえ)不完全なものであるとは言え、少しずつ核を廃絶しようという動きがやっと出てきたときに、なぜ核保有国になろうとするのか。核を開発するだけのお金があるなら、わざわざ他の国から援助を受ける必要が無いのでは? それにしても、あんな無駄をする余裕はあっても、自国の貧しい人々をほっておく国家って、いったいなんなのでしょう。まず自国の人々を貧困から救うことが政治家の役目ではないか、とお節介ながら思ってしましました。政治家は、どこの国でも権力欲とエゴの固まりなのかもしれませんね。どこかの国では、学生デモに軍隊が実弾を発砲するし。
 まあ、政治家に限らず、自分さえ良ければいいんだ、という人は多くなっていますけれど。先日、北海道でも有数の稀少山野草の宝庫である旭川山系のアポイ岳で、貴重な植物群が心ない登山者に踏みつけられたり、盗掘にあって激減したので、監視カメラを取り付けたり、歩くルートの綱をはったりして、すっかり自然の景観が壊れてしまった、というニュースが流れていました。「ちょっとぐらい、いいだろう」という各自のエゴも、積み重なれば結局は大ごとになるんですよね。みんなが、少しずつ気を付けさえすれば、もっと住み易い世の中になりそうだと思うんですが。
 「お前はどうなんだ」と言われそうですが、こんなことを書いている私自身も、あちこちにご迷惑をお掛けしていることは重々承知しています。でも、迷惑を掛けているのを自覚しているか、していないかだけでも、いろいろな所で少しは違いが出るとは思いませんか。少なくとも、自然公園の植物(山菜も含めて)を持って帰ったりとか、自然公園に動物を連れていったり何てことは、私はしませんし、したいとも思いません。



1998/5/24(日)

 先週は、かなり忙しい1週間でした。仕事の納期が迫ってきたせいもあるんですが、ただバタバタしていて全然余裕が無かったです。家に帰れば帰ったで、本を読んでも音楽を聴いても、全部を睡眠導入剤にしてしまうありさまでした。
 今日の朝食では久々に、ティーバッグではなくて、きちんとポットでリーフティーを入れました(ちなみに我が家は紅茶党です)。ちょっとしたことですが、やっと人間らしい生活に戻った気がしました。人間、忙しさに押し潰されないためには、生活の中に常に「遊び」の部分を作っておかないと、やはりダメですね。一見無駄に見えることが、その実、微妙に生活のバランスを保つ妙薬だったりするようです。
 忙しいからといって手抜きをすると、ますます自分が追いつめられることを、妙に実感した6日間でした。



1998/5/31(日)

 小学校時代、作文でとことん苦労した私は、「創作」なんていうものは、一生縁のない物と思っていたんですよね。なんとか他人が読んで意味が通る文章を書けるようになったのは、中学生になんてからのことでしたから。だから、こんなに文字ばかりのHPを立ち上げていながら、いまだに物を書くことにはけっこう抵抗があったりします。本当に私の言いたいことが、ちゃんと伝わるように書けているのかどうか、変な表現をしているのではないか等々、不安のネタには困らない毎日を送っています(笑)。
 そんな私が、今年の1月に、大好きなあるマンガのやおいパロディ小説を突然書いてしまい、あるHP上で公開するという暴挙をしでかしてから、いつの間にやら創作にまで手を染めるようになってしまいました。正直に言って、あまり創造力のない私にとって、小説っぽいものくらい書きにくいものはないのですが、どこでどうなってしまったのかしら、と我ながら不思議になります。おまけに、レポート以外では、書いたものは褒められる、などという経験が皆無な学生時代を過ごしたものですから、文章を褒められるとどう反応を返したらいいかわからなくて、思考停止をしてしまいます。それでも、読みたいといって下さる方がひとりでもいるなら、出来るだけ応えたいと思ってしまうあたり、自分の性格が恨めしくなったりするわけで(笑)。
 「小説もどき」の隠し部屋を復活させながら、昨日はかなり辛くて楽しい時間を過ごしました。本当のところ、書いた物の中でも小説関係は、毎回、清水の舞台から飛び降りる心境でUPしてます。それでもUPするのは、なぜなんでしょうね?



1998/6/ 6(土)

 先週1週間、とても寒い日が続きました。と、いうか、4月が異常に暖かかったので、平年並みでも寒く感じたと言うのが、正しいのかもしれません。例年、夏らしくなる(気温が20℃近くになる)のは、6月も中旬のことなのに、今年は4月〜5月の初めにかけて、そんな温度になっていたので、完全に体調がそれに慣れてしまっていたようです。おかげで、15℃前後になったらとても寒く感じて、家でも職場でも暖房を入れる始末です。エルニーニョ現象も収束したとのことなので、これからの気温は平年並みに推移するのでしょう。何れにしても、一番適応能力のないのは人間かもしれないな、と暖かい部屋で仕事をしながら思いました。



1998/6/13(土)

 「古楽の楽しみ」の終わりに、私の愛聴盤や音楽史的に考えてこの辺りを聴いたら良いのではないか、と思う録音を何種類かあげてあります。この前、ちょっと気になって国内現役盤が何枚くらいあるのかと調べてみたら、ほとんど廃盤だということがわかりました。輸入盤なら手に入る物が多いのですが、国内版だと、これは音楽史に絶対聴いて欲しい、と思う作曲家の録音でさえも、1枚も存在しないということもありました。
 本などもそうなんですが、『売れる物しか作らない』という企業の体質って、どうにかならないものでしょうか。本とかレコードとかCDとかビデオとか、これって商品であると同時に文化的遺産であると思うんですよね。企業の論理もわからなくはないのですが、売れないからと言って切って捨てるのは、あんまりだという気がします。各種のライブラリーなどで、ある程度はカバーできますけれど、手元に置いて何度も聴きたいとか読みたいと思った場合は、どうしろと言うんでしょうか。輸入盤の充実ぶりを見るにつけ、日本は文化的にはまだまだ発展途上国なんだな、と思わずにいられませんでした。



1998/6/21(日)

 18と19の二日間、仕事の関係で出張しました。移動に往復で10時間ほどかかったのですが、久しぶりにまとまった読書の時間になりました。読んだ本は以下の通り。

 ・「十六の話」      司馬遼太郎 歴史エッセイ集         中公文庫
 ・「中華料理の文化史」  張  競  中華料理を素材にした中国文化史 ちくま新書
 ・「論語」        桑原武夫  論語の解説書          ちくま文庫
 ・「八木重吉詩集」    鈴木 亨編                 白鳳社
 ・「創竜伝 7」     田中芳樹  SF(伝奇SFかな?)     講談社文庫
 ・「スウェーデン館の謎」 有栖川有栖 推理小説            講談社ノベルス
 ・「日本人と
    アイデンティティ」 河合隼雄  「日本人」に関するエッセイ集  講談社+α文庫

 ラインナップは滅茶苦茶ですね(笑)。最後の本は、まだ途中です。われながら変かな?と思うような本の選び方ですが、どれも興味深く読みました。最近は、小説よりもエッセイ的なものを多く読んでいるような気がします。
 「十六の話」の中の「ある情熱」というエッセイに、昭和13年に『幕末軍艦咸臨丸』という本を著した、文倉平次郎、とうい人物のことが書かれていました。歴史や軍艦に関してまったく門外漢であった彼が、咸臨丸について知りたい、という情熱だけで幕末の軍艦に関する唯一、といって良い資料を残した顛末を記したものです。
 これを読んで、あらためて、人間、本当にやる気があるのなら何でもできるものなんだな、と考えさせられた次第です。生活に追われて「情熱」や「夢」があることが苦しいと感じ出す自分を、見直したいと思いました。



1998/6/28(日)

 久々に土曜が休みで、ほっと一息つきました。ただ、したいことが溜まっていて、なかなか消化しきれないのが辛いところです。
 読みたい本もあるし、聴きたい音楽もあるのですが、一日では無理な量だし、HPの方の更新もしなければ……、で、結局昨日は音楽を聴きながらHTMLの作成になりました。だんだん読書から遠ざかる今日この頃です。
 なにせ、眠さに勝てなくて、11時にはもうベッドの中ですから、サッカーもテニスも、リアル・タイムで見るのが難しいし……。取りあえず、今抱えている仕事が終わったら絶対代休を取ろう、と、再度(一体何度目か自分でもわからないですが)心に誓う私でした。


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