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Diary
―――2003年3月の雑感―――



2003/03/16(日)

お久しぶりです。七ヶ月ぶりですね。皆さまはお元気でしたでしょうか。「入院するのでしばらくお休みします」のご連絡もせずに姿をくらましませてしまったため、今更、ご心配やらご迷惑やらをおかけしたお詫びを申しあげるのも心苦しい状態なのですが、この間に訪問をしてくださった方々には、大変失礼を致しました。本当に、申し訳ありません。

近況ですが、やっと退院できましたが、まだしばらくは自宅療養が続きます。完全に社会復帰ができるのはまだ先のようです。実は、膠原病と認定されるには症状が足りないのですが、どうやら、それに近い原因不明の病気に罹ってしまいました。正確に言うと、以前から罹っていたものの症状が悪化したと言うことのようですが……。幸い、唾液が固まりやすくなってしまったのと、歩行が少々困難になった程度です。両手は使えますから、仕事の方やサイトの更新には不都合はありません。

今回、入院前に完成していた「ラモー」と「表紙」がやっとUPできました。かなりホッとしております。悪くても、今年中にはパーセルを終わらせたいものです。完成まで、もう1〜2年はお付き合い下さいませ。

なにぶん病み上がりのため、どれぐらいコンスタントに更新できるのかわかりませんが、できるだけ頑張りたいとは思っています。メールの返事も、今月中にはなんとか完了したいと思っています。

ところで、入院中はほとんど音楽が聴けなかったため、未聴のCDが150枚以上たまってしまいました。聴けないのだから購入しなければよいものを、新譜カタログが到着すると、ついつい注文してしまうのは、習慣と言うよりも、妄執と言った方が良いかもしれません。何時になったら聴き終わるのか、我が事ながら予想がつきません。



2003/03/20(金)

ついに、戦争がはじまってしまいました。本当は、こんな事は書きたくないけれど、“平和”を名目に“戦争”を行う大国の身勝手さも、それをわかりながらも、自国の利益やしがらみに巻かれて賛同する自国の不甲斐なさも、歯がみをするほど悔しいと思います。

平和を得るための最終的な方法が戦争しかないのだとしたら、人間には何のために言葉があるのでしょうか。国連決議を受け入れないイラクが悪いと攻め込む同じ国が、同じく国連決議を無視するイスラエルを容認することは許されるのでしょうか。

イラクに非がないとは言いません。確かに、フセインのやり方には様々な問題があります。けれど、だからと言って、戦争をして良いとは思えません。この戦争に、無条件に援助をすることが良いとは思えません。

だから、何も出来ないかもしれないけれど、この戦争に賛同する国の一員ではあるけれど、私はこの戦争に反対であることを、ここに書いておこうと思います。

1921年に三重県に生まれ、1945年にフィリピンで戦死した竹内浩三の、「日本が見えない」という詩があります。太平洋戦争のさなか、日本が見えないと語ったその詩は、そのまま今の私の胸に突き刺さって来ます。日本が、そして世界が見えない、と……。

「日本が見えない」竹内浩三

この空気
この音
オレは日本に帰ってきた
帰ってきた
オレの日本に帰ってきた
でも
オレには日本が見えない

空気がサクレツしていた
軍靴がテントウしていた
その時
オレの目の前で大地がわれた
まっ黒なオレの眼奬が空間に
とびちった
オレは光素(エーテル)を失って
テントウした

日本よ
オレの国よ
オレにはお前がみえない
一体オレは本当に日本に帰ってきているのか
なんにもみえない
オレの日本はなくなった
オレの日本がみえない


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