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2000/5/7(日) 4月は散々な月でした。1月に引いた風邪がぶり返したものか、3月末にも風邪を引いて、それはそれで直ったと思っていたのですが、咳だけいつまでも取れなかったんですよね。でも、咳だけで喉も痛くないし熱も出なかったので放っておいたんですが、先月半ばに突然高熱が出て何事かと思って病院に行ったら、肺炎になりかけだとの診断を頂いてしまいました。 どうも、喉ではなくて、肺に近い方で気管支炎を起こしていたようです。その時は、ベッドが塞がっているので自宅療養となりましたが、途中で小樽に行くという暴挙をしてたものですから、ベッドがあいた途端、お医者さんと母とで半ば強制的に入院させられてしまいました。なにせ、お医者さんが1歳児の頃からお世話になっているホーム・ドクターですので、こういいう時はまったく逆らえません。 幸いなことに3日ほどで退院できましたが、ゴールデン・ウィークはほとんど家で過ごしました。無理はしちゃダメだというので、ほとんどコンピュータに触わらせてもらえない生活でした。仕事用のノート・パソコンも隠されちゃいましたし。本当に、ウチの母は強いです……私が逆らえないだけか(^^;。 でも、休んでいる間に溜まっていた本を読んだりCDを聴いたりで、それなりに充実した生活ではありました。パンドルフォの演奏するマラン・マレのヴィオール集[Glossa/GCD 920404]は、噂に違わず良い録音ですね。「おすすめディスク」の方にも追加しようかと思います。 病気でばたばたしている内に、札幌もすっかり春になりました。昨日、久しぶりで家の回りを散歩したら、すでにクロッカスは終わっているし、オオムラサキツツジは満開だし、コブシの花は咲いているし、フキノトウはしっかり育って花が咲いているし、土手にはツクシが沢山出ていました。来週末くらいには、桜も咲き始めるかもしれません。多分、自然公園に行けばエゾノエンゴサクくらいは咲いているでしょうね。来週末には行けると良いなと思います。さて、明日から久しぶりに職場に復帰します。いったいどうなっていることやら……。 2000/6/28(水) 体調不良だ、仕事が忙しいと言っている間に初夏も終わってもうすぐ7月です。いつのまにこんなに時間がたったかなあ、とちょっと呆れてしまいます。 6月23〜24日に、ただただ本物のフェルメールを肉眼で見たいという誘惑に負けて、突発的に一泊旅行を試みました。思い立ったら猪突猛進になるのは我が家の家系のようなですが、金曜日の午後に職場でインターネットを使って宿を予約し(今は、本当に便利な時代になりました)、すぐに母に電話をして大阪に行きたい旨を話したところ、母も行きたいとのことだったので旅行のための荷造りを頼みました。 実は、この後に飛行機の状況をチェックしたら、千歳から大阪への最終便は満席だったんです。チケットが取れるかどうかはなはだ怪しかったのですが、ダメもとで、終業後に千歳で母と落ち合って、キャンセル待ちをすることにしました。幸いチケットが取れたので、その日のうちに大阪へ出発しました。この時、キャンセル待ちが取れなかったら土曜出発の日曜帰着にしようかとも思っていたんですが、今回はかなり運は良かったようです。 関空からはJRで大阪へ行き、大阪全日空ホテルに泊まりました。次の日は早起きをして地下鉄御堂筋線で天王寺公園に行き、大阪市立美術館へ行きました。公園が開園する10分前に着いたんですが、すでに行列が出来ていました。それでも、30分ほどの待ち時間で入れたので良かったです。ところで、天王寺公園は入園するだけでも入場料が必要な公園なので驚きました。札幌市内には有料の公園というのは無いのですが、本州では多いのでしょうか? フェルメールに行き着く前の展示では、ヘンドリック・コルネリスゾーン・フロームの「北西から見たデルフトの眺望」が印象的でした。基本的に、人物画より風景画や静物画の方が好きなもので、最初の方の風景画の展示はかなり楽しめました。
フェルメールの絵は空気や光が内包された、静かな中にも生きている絵という印象があるのですが、中でも「リュートを調弦する女」の生き生きとした表情は常に心を捉えられて来ました。それが身近で見られて本当に嬉しかったです。もちろん、他の3点の絵も素晴らしかったんですよ。特に「青いターバンの少女」は、傑作にふさわしい神秘さがありました。 その他の絵では、ヤーコプ・フォン・オフォテルフェルトの「玄関先の辻音楽師たち」の喜ぶ子供の表情がとても印象的でした。それから、この時代の静物画は本当に見事ですね。特に、ベイエレンの「豪華な食卓」は、本当に豪華でみずみずしい食卓の幻影を演出していました。美術館内には1時間くらいしかいませんでしたが、人が多いのと聞こえてくる言葉がきつい(と私たちには感じられた)のとで、早々に退散しました。 その後、また地下鉄で大阪出光美術館へ行きました。特に何を見るという当てはなかったのですが、多分、出光なら少なくとも大阪市立美術館よりは静かで人も少ないのではないかと思ってのことです。通常展示だけでしたが、中国や朝鮮の陶磁器を中心にして、休憩がてら2時間近くのんびりと展示物を楽しみました。 美術館を出た後、同じビルの1階にある喫茶店からあまりに美味しそうなコーヒーの匂いが漂って来るので、思わず入ってしまいました。昼食代わりにケーキとコーヒーをいただきましたが、久々に美味しいと思えるコーヒーでした。良く喫茶店で出てくるドロドロの液体じゃなくて、自分で摘出したのと同じで、本当に透明なコーヒーだったんです。あのコーヒーは、また飲んでみたいと思いました。 午後からは、またまた地下鉄の御堂筋線に乗って淀屋橋で降りて大阪市立東洋陶磁美術館に行きました。ここは母が常々行きたいと言っていたところです。国宝の天目茶碗はもちろんですが、安宅コレクションを中心とした、中国や朝鮮の陶磁器をゆっくり堪能しました。結局、休憩を挟みつつ、館内を2巡半したところで閉館時間となりました。 その後は、大阪駅からJRで関空まで行き、無事に飛行機に乗って千歳から札幌に戻って1日を終了したというのが、この2日間の顛末です。よくまあ、行ってきたものだなあ、というのが現在の感想です。普段は、出張以外の旅行は2ヶ月くらい前から計画を立てて行くのが普通なので、やれば出来るのものだと、変なところで感心したりしてもいます。でも、体力的にきついし、旅行代もずいぶんとかかるので、出来れば2度とやりたくないですね(^^;。 2000/6/29(木) 夏の楽しみのウィンブルドン・テニスの中継がはじまりましたが、4時まで起きているのは年々困難になりつつあります。つい2〜3年前までは、4時とは言わないまでも、3時近くまでは中継を見て毎日職場に行っていたんですが、今では夢みたいです。 6月25日の日曜日は、大阪から帰った次の日だというのに午後から野幌森林公園まで出かけました。さすがに前日の疲れがたまっていて、起き出したのは昼近かったのですが、朝食兼昼食をすませてすぐに家を出ました。 この日の目当てはエゴノキ科の白雲木(はくうんぼく)の花です。直径2cmくらいの星形の白い花が連なって咲く落葉樹で、樹自体は4年目から公園内のどこにあるにか、だいたいお位置は分かっていたのですが、ちょうど花の時期になると雨が降ったり、仕事の都合で公園に行けなくなってしまったりで、長い間実物を見ることが出来ませんでした。公園内でもそれほど本数が多くないので、ほぼ10日くらいの開花期の間に公園に行かないと、次の年まで見られないことになります。
公園では今の時期の定番のサワアザミやオオハナウドなどが真っ盛りでした。月に2〜3回程度とは言え毎年かよっていると、そうそう新しい植物には会わなくなります(それでも、野幌森林公園に生えていると言われている植物の、4分の3くらいしか見ていないのですが)。ですから、ハクウンボクだけでも見られれば良いと思って歩いたいましたら、予定の行程の4分の1の所で高さ2mの小さな木に白い小花が咲いているのを発見。はじめて見た植物で、ハイノキ科のサワフタギでした。どうやら、ハクウンボクと同じ頃に咲くようです。
そこだけで時間をとっているわけにも行かないので、とにかくハクウンボクを目指して歩き始めましたが、500mくらい行ったところで「来週は藻岩山にギンリョウソウという植物を探しに行こうか」と母と話し合いながら、ちょっと好奇心を起こして散策路から外れた林の中に入ってみました。何を見るという当ては無かったのですが、そろそろイチヤクソウの時期なので、蕾は出ていないかと見回した途端、白っぽいものが眼に飛び込んできて、よくよく見たら直前に話題にしていたギンリョウソウではありませんか。
その後は特に発見はなく(幾つもある方が異常なんですが)、無事(?)ハクウンボクの所まで行きました。これも少し盛りを過ぎていましたが、予想通り花が咲いていていました。地上から5m以上の所で咲いていたので望遠レンズで撮りましたが、なんとか花だと分かる程度には撮れてホッとしてます。荷物が重くて歩けなくなるので、レンズは持って歩いても3脚を使わないので、望遠レンズで撮った写真はどうしてもピントがずれるんです。
さて、ここまでで予定コースの半分しか歩いていなかったのですが、写真を撮ったり花を観察するのにいつもの3倍くらい時間がかかっていました。後半は特に何もなく順調に歩いていたのですが、あと1kmで公園を出る、という所でキンポウゲを見つけてしまいました。実は、キンポウゲははじめて野幌森林公園に来たときに見ているのですが、その後1度も見る機会が無くて、あれは本当に野幌で見たんだろうかと、若干疑問に思い始めていた植物だったんです。だから、この発見にもかなり興奮いたしました。 そんなこんなで、公園に入ってから出てくるまで、いつものコースでありがなら2倍以上の時間がかかりました。だいた、5時間近く中をさまよっていた計算になります。公園を出る直前になって、左手の指が痛いと思ったらヤブ蚊が留まっておりました。慌てて払いましたが後の祭りで、家にたどり着いた頃には左手の中指の第1関節付近が真っ赤にふくれあがっていました。で、歩いているときは気がつかなかったんですが、家で確認をしたら左上に2ヶ所、右足に1ヶ所、お尻に2ヶ所ほどヤブ蚊に喰われた後がありました。確認した途端かゆくなって、どれも真っ赤に腫れてます。多分、今週末までには直りきらないと思われます。 そんなわけで、先週末は今まで確認できなかった花が4種類いも見られてとても楽しかったのですが、現在は、ヤブ蚊に喰われてあちこちがかゆいわ、2日連続で長時間歩きすぎて足も腰も背中も痛いわで、少々苦しい日々を送っております。まあ、自業自得ですから、どうしようも無いんですけれど。加えて、今週末は旭川にコンサートを聴きに行こうと言うんですから、私も母もけっこうタフです。 [今月に戻る] [目次に戻る] |