ラウダ lauda
中世イタリアの民衆的伝統に属する非典礼的な宗教詩及び歌曲のこと。意味は「鑚仰(さんぎょう:聖人の道やその徳を深く研究し、とうとぶ)歌」。
アッジシの聖フランチェスコ(1181/2-1226)作のラウダ「太陽賛歌 Carmen solis」に象徴される、イタリアの新しい伝道活動に結びついた、民衆的な宗教的歌曲です。社会の動搖や黒死病(ペスト)の流行などによって鞭打派 flagellanti の運動が広まるに連れ、ラウダは彼らの賛美歌として機能するようになりました。
通常はイタリア語ですがラテン語によるものもあります。当初は単声で、信者や改悛者によって行列の際などに歌われましたが、鞭打派が衰退した後もラウダは行われ、15世紀末から16世紀にかけては多声のラウダも生まれました。