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「なぜ、クラシックの中でも、よりによって古楽(バッハ以前の西洋音楽)をとりあげるのか?」と思う方もいらっしゃると思うので、私が古楽にはまった顛末を少々書き付けておきます。 私がバッハ以前の西洋音楽に遭遇したのは、高校一年の夏休みでした。当時、NHKのFM放送では、朝の6時から1時間、「バロック音楽の楽しみ」という番組をやっていたのですが、これをほんの偶然に聞いたことに端を発します。
それからは、ラジオの放送を頼りにレコード屋でその手の音楽を買いまくりました。もちろん、使えるお金は限られていいましたし、何でも買えるわけではありませんでしたが、一曲でも多く聴いてみたいという気持ちが抑えられず、毎月せっせと通っては1枚2枚と購入し、飽きもせずに毎日聴いておりました。
ところで、私は音楽教育は小・中学校の授業でしか受けたことはありません(結構これが、コンプレックスだったりします(笑))。ですから、音楽の構造を、聴きながら分析するなどということは出来ません。対位法がどうしたとか、ソナタ形式がどうだとか、ポリフォニーはこうだとかといったことを、聴きながら理解するなんてことは逆立ちしても出来ません。ただ単に、感覚的に好きか嫌いかだけでレコードやCDを鑑賞している人間です。
なお、それぞれの項目の最後に私の愛聴するCDやレコードの事が出てきますが、あえてレコード番号やレーベルを記入していません。何故そうしたかというと、まず第一に、国内レーベルで発売されるものは、比較的短い期間で廃盤にされたり、輸入代理店が変更したりで、番号を頼りに探そうとしても探せないことが多いこと、第二に、私の愛聴盤の多くは、中古レコード屋で集めた古いLPレコードだという理由からです。
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