ボローニャ楽派 bologna school
17世紀後半から18世紀の初頭にかけて、北イタリアのボローニャで活躍した音楽家たちの総称。同地の聖ペトローニオ大聖堂を中心にヴァイオリンを中心とする合奏曲を多く作曲し、バロック時代のソナタやコンチェルトの発展に貢献しました。ボローニャでの器楽の隆盛には、当時ヴァイオリンの名器を次々と製造していたクレモナが近かったことも一因だったと思われます。
1657年にマウリツィオ・カッツァーティ(1620?-1677)が聖ペトローニオ大聖堂の礼拝楽長になると、同聖堂の器楽奏者を増員て器楽の演奏を充実させたことからボローニャ楽派の形成が始まったと言われます。この楽派の作曲家ではジョバンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-92)、ジョゼッペ・トレッリ(1658-1709)、ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ(1637-95)らが有名です。
ボローニャ楽派の音楽は、一般に派手な技巧だけが表面に出ることなく、形式的な安定感に支えられた叙情性のある音楽だと言われています。