トラジェディ・リリック(音楽悲劇) tragedie lyrique
17〜18世紀のフランス独自のシリアスな内容のオペラの総称。「叙情的悲劇」とも呼ばれます。
ジャン・バティスト・リュリ(1632-87)は演劇における朗唱法や言葉の扱い方を綿密に研究し、フランス語の抑揚を生かしたレチタティーフとより旋律的なエール・ド・クールを組み合わせて、音楽と言葉が自然と密着するような作り上げられています。
リュリはこの音楽悲劇の歌の幕間にバレエ・ド・クールに基づく舞踏を豊富に挿入し、一大パフォーマンスとしてのフランス・オペラを確立しました。