バロック期フランスの器楽音楽
lute, clavecin, Chambre, concert spirttuel




 フランスの器楽音楽を考える時、真っ先に思い浮かべるのはクランソワ・クープラン(1668〜1733)やジャン・フィリップ・ラモー(1683〜1764)などによるクラヴサン(チェンバロ)曲かもしれません。けれど、ルネサンス後期から初期バロック時代のフランスのサロンにおいて、もっとも持てはやされた楽器はリュートでした。

 ルネサンス時代には6コース(6列。1コースは2本一組)が基本であったリュートの弦は、バロック時代に入ると、独奏楽器として広い音域を得るために、最低でも11コース、多くなると13コースという数になりました。そのため、楽器はしだいに大きくなり、音域や表現力も格段に進歩し、独奏楽器として、またはエール・ド・クールの伴奏用として広く使用される事になりました。

 当時、王侯貴族達はリュート奏者が奏でる音楽を聴くだけでなく、自らが演奏をすることにも楽しみを見いだしていました。摂政のマリー・ド・メディシス(アンリ4世の妻)はもちろん、ルイ13世も王室のリュート奏者を教師として、その習得に励みました。この頃、王妃アンヌ・ドートリッシュが、エヌモン・ゴーティエ(1575-1651)からリュートを学び始めたと知った宮廷人たちは、こぞって彼から教えを受けようとしますが、その中には宰相リシュリュー枢機卿の姿もあったと言います。

 この時期、ジャック・ガロー(1600?-1690?)やシャルル・ムートン(1626-1699?)など、様々な作曲家によってリュートのための曲集が数多く出版されましたが、中でも、宮廷ではなく、もっぱらパリのサロンなどで活躍した、エヌモン・ゴーティエのいとこに当たるドゥニ・ゴーティエ(1603-72)の作品は、その頂点を示すものだと言われています。

 しかしながら、このようなリュートの流行は長続きはしませんでした。その理由としては、あまりにも多くなった弦の調弦が難しくなり、保守のために専門家を雇う必要に迫られるなど、素人が趣味として使用するのが難しい楽器になってしまった、という事が第一の理由として考えられています。それに加えて、リュートのあまりにも優雅な音色が、バロックという時代の雰囲気に合わなくなっていったという事も、大きな理由だったかもしれません。

 とにもかくにも、あまりに扱いが難しくなったリュートに変わり、サロンでは、より扱いが簡単なクラヴサン(チェンバロ)が好まれるようになりました。そして、17世紀後半に入るとリュートは急速にすたれていきます。けれど、リュートよりも庶民的な楽器と見なされていたギターは生き残り、ルイ14世に仕えたロベール・ド・ヴィゼ(1650?-1725?)らなどによって、作曲が続けられて行くことになったのでした。

 とは言え、柔らかな分散和音を特徴とするリュート音楽の演奏スタイルと、同じ調性の舞曲を組み合わせた組曲の形式は、後のクラヴサン音楽に取り入れられて、フランス・クラヴサン音楽の基礎を形作ることになります。


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 フランス・バロック初期のクラブサン(チェンバロ)音楽は、リュート曲をクラブサン用に書き換えて演奏することからはじまりました。けれど、時代が下がるにつれて、徐々にクラブサンの特徴意識した、独自の作品が作られるようになっていきす。
 例えば、ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール(1601/02-1672)が作曲した初期のクラブサン曲は、リュートからクラブサンへの移行段階を端的に示しています。装飾音の扱いもリュート的で、クラヴサンではなくてリュートで演奏したとしても、ほとんど違和感が無いかもしれません。

 それが、シャンボニエールの弟子だったルイ・クープラン(1626-1661)やジャン・アンリ・ダングルベール(1635-1691)の作品になると、クラブサンの特徴を生かした独自の書法が目立つようになり、舞曲風の組曲でも、2つの異なった旋律を組み合わせる傾向が出てきます。実際、ダングルベールの作品には、ゴーティエのリュート作品の編曲が多く見られますが、リュート曲の装飾方法を利用しつつも、さらに多彩で細やかな音型に変化させていることがわかります。

 18世紀に入ると、フランス人のクラヴサンへの愛着はさらに強まることになりました。そして、ルイ・クープランの甥のフランソワ・クープラン(1668-1733)に至って、フランス・クラヴサン音楽はひとつの完成点を迎えます。オルドルと呼ばれる27の組曲にまとめられた、4巻からなるクラヴサン組曲集は、フランスの鍵盤音楽史上、最も重要な作品のひとつとされています。

 フランソワ・クープランに次いで重要なクラヴサン音楽の作曲家としては、オペラでも重要な作品を残したジャン・フィリップ・ラモー(1683-1764)があげられるでしょう。ラモーの残したクラヴサン曲は、作品数としてはそれほど多くはありません。けれど、舞曲形式を中心とした、非常に魅力的な小品を残しています。

 ところで、バロック期のフランスでは、オルガンのための作品も数多く作曲されました。フランソワ・クープランの2つのオルガン・ミサ曲が特に有名ですが、それ以外にもニコラ・ド・グリニ−(1672-1703)や、ジャン・フランソワ・ダンドリュー(1682-1738)らが、優れたオルガン曲を作曲しています。

 フランスのオルガン曲は、クラヴサン曲と同様に、リュート奏法の流れを汲んだ装飾音が特徴的で、自由で色彩的な感覚に満ちています。それらは他国のオルガン音楽にも少なからぬ影響を与えていて、例えば、J.S.バッハはグリニィのオルガン曲集を筆写したり、アンドレア・レーゾン(1650?-1719)のオルガン曲の旋律を、自作の『パッサカリアとフーガ ハ長調 BWV582』の主題旋律として借用したりしています。


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 フランスの室内楽を考える時、ルイ14世の存在を抜きにしては述べることは難しいでしょう。彼は、その威信をかけて建設したヴェルサイユ宮殿おいて、ルイ14世は、目が覚めてから床につくまでの日常生活のすべてを、儀式がかった手続きにして重々しく行い、その時々には常に音楽を鳴り響かせていたと言います。

 ヴェルサイユの音楽家達は、礼拝堂で宗教音楽を担当するシャペル(宮廷礼拝堂楽団)、宮殿内の広間や居間で音楽を演奏するシャンブル(宮廷室内楽団)、狩りなどの野外行事の時に音楽を担当するエキュリ(宮廷野外音楽隊)という、3つのグループに組織されていました。つまり、宮殿内でも室内楽の演奏や作曲は、シャンブルの音楽家達が担当する分野だったわけです。

 王侯や限られた廷臣が行き交う広間や居間での演奏には、クラヴサン(チェンバロ)を中心とする、静かで雅な音楽が好まれる傾向がありました。従って、弦楽器ではヴァイオリンよりはヴィオール(ビオラ・ダ・ガンバ)が、木管楽器ではオーボエよりはフルートが愛好される事になり、イタリアではバロック初期に廃れてしまったヴィオールが、フランスではバロック後期まで命脈を保つことになります。

 ヴィオール奏者としてルイ14世の寵愛を受け、『天使のように弾く』と言われたマラン・マレ(1656-1728)は、5巻からなる《ヴィオールと通奏低音のための曲集》を作曲しています。また、マレとの対比から『悪魔のように弾く』と称されたアントワーヌ・フォルクレ(1671/72-1745)も、優れたヴィオール曲を残しました。ヴェルサイに仕えた音楽家ではありませんが、マレの師であったサント・コロンブ(?-1691/1701)の残した《2つのヴィオールのための曲集》も、非常に美しい室内楽曲です。

 フルートを使用した室内楽曲の作曲家としては、ミシェル・ド・ラ・バール(1675?-1743/44)やジャック・マルタン・オトテール(1674-1763)、ミシェル・ブラヴェ(1700-1768)などの名があげられます。特に、代々エキュリの音楽を担当し、オーボエやフルートなどの木管楽器の改良に力を尽くした、オトテール一族の一員であるジャック・マルタン・オトテールは、近代フルート奏法の基礎を築いた人物として有名です。彼が1707年に著した《フルート、リコーダー、及びオーボエの入門書》は英語やオランダ語にも翻訳され、広くヨーロッパ全土に影響をあたえました。

 ところで、バロック期のフランスの室内合奏曲は、オペラでもそうだった様に、イタリアの室内楽を無条件で受け入れたものではありませんでした。そもそも、フランスの音楽家がトリオ・ソナタソロ・ソナタを作曲しはじめるのは、17世紀末から18世紀初頭になってからで、コレッリがトリオ・ソナタを確立してから20年近くも後のことになります。

 例えば、フランソワ・クープランはコレッリのトリオ・ソナタに関心を示し、『コレッリ賛』『リュリ賛』といったトリオ編成の室内合奏曲を作曲していますが、あくまでもイタリア様式とフランス様式の融合を目指しています。イタリアの純音学的な室内楽と比較すると、標題音楽的な性格が強く、華やかさの中にも優雅さや繊細さに重点を置いた、あくまでもフランス的な響きを持った音楽になっています。


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 ルイ14世の死後、ルイ15世からルイ16世にかけてのフランスでは、すべて文化がヴェルサイユからパリへ、つまり、国王の絶対的な統制から有力貴族やブルジョワ層へと拡散していきました。当然、音楽もその流れの中にあったわけですが、このような時代の流れに拍車をかけたものの一つに、「コンセール・スピリテュア」と呼ばれた公開演奏会の存在ががあります。

 コンセール・スピリチュアはルイ14世が亡くなってから10年後の、1725年から王室のエキュリのメンバーであったアンヌ・ダカン・フィリドール(1681-1728)が始めた公開有料演奏会で、オペラなどの公演が禁止された四旬節(キリストの復活に先立つ40日間で、肉断ちと懺悔の期間であり、一切の娯楽を放棄する期間)に開かれていました。

 第1回の演奏会は1725年3月28日に開かれ、最初の2年間はラテン語で歌われる宗教声楽作品と、器楽曲を交互に演奏する形がとられましたが、その後、フランス語の世俗声楽曲も取り上げられるようになります。そして、この演奏会は、65年という長期間にわたって開催され、フランス音楽のみならず、イタリアを中心とする外国の音楽を、パリの音楽愛好家が楽しむ場として、オペラを除いた音楽活動の一大中心となっていったのでした。

 コンセール・スピリチュアルにはフランス内外を問わず、様々な演奏家が活躍したのですが、その中で特に重要フランス人の演奏家は、1728年にこの演奏会でパリ・デビューを果たしたジャン・マリー・ルクレール(1697-1764)でしょう。
 彼はリヨンで生まれたヴァイオリン奏者で作曲家ですが、イタリアのトリノでコレッリに学んだソスミ(1686-1763)に学び、パリに永住後は様々なパトロンに仕えつつ、イタリアのソナタ様式とフランスの様式をバランス良く結合した、ヴァイオリンのための協奏曲やソナタを数多く作曲しました。ルクレールは、フランス・ヴァイオリン楽派の開祖とされています。


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 ところで、ラモーやルクレールを最後に、フランスは音楽を生産する国から消費する国へと変貌を遂げていきます。バロック時代のフランス音楽は、あくまでもヴェルサイユを中心とした王侯貴族と、一部の裕福なブルジョワ層のものであって、決して一般民衆のものではあり得ませんでした。従って、旧体制(アンシャン・レジーム)の崩壊とともに、フランス・バロック音楽もまた崩壊していく運命にあった、と見るのが正しいのかもしれません。

 その後、19世紀に到るまで、パリで活躍をするのはケルビーニやロッシーニ、ショパン、ワグナーなど、主としてフランス以外の国で生まれ育った作曲家でした。
 けれど、1871年にサン・サーンス(1835-1921)を中心に「国民音楽協会」が設立され、新しいフランス音楽の設立を目指した時、彼らがフランス的なものの拠り所としたのは、結局はリュリやラモーなどのヴェルサイユ楽派の音楽でした。その研究の成果として、サン・サーンスは、18巻からなる《ラモー全集》を出版しています。

 そうして考えて行くと、ヴェルサイユの音楽は民衆から遊離していたにもかかわらず、真にフランス的な音楽だったのだ、と言うことが出来るのかもしれません。ヴェルサイユと民衆を隔てた厚い壁は、同時に、その音楽を熟成させるために必要な時間と空間を、保証するものでもあったのでしょうか。


 フランスのバロック音楽の中でも、器楽曲は、最近になって録音が増えてきたジャンルです。その分、あまり知られていない演奏家や曲も多いのですが、我が家にある録音をいくつかあげてみます。フランソワ・クープランとラモーについては別項で扱うのでここには記入しません。

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 エヌモン・ゴーティエ Enneond Gaultierは、いとこのドゥニ・ゴーティエ Denis Gaultierとの比較から“老ゴーティエ Vieux Gaultier”とも呼ばれます。私が一番よく聞くエヌモン・ゴーティエの録音はホプキンス・スミスが演奏している「Pieces de Luth du Vieux Gaultier」です。多分、エヌモン・ゴーティエのまとまった作品集としては、唯一のものではないかと思いますが、優美で美しい録音です。

 ドゥニ・ゴーティエは、音楽史の本でよく取り上げられているのですが、現在の所、録音はあまり多くありません。ドゥニ・ゴーティエの曲ばかりを集めた、ホプキンス・スミス演奏の「La Rethoriqve Des Dievx」という録音があるのですが、現在は入手するのは難しいようです。

 ジャック・ガローやシャルル・ムートンの作品も、ホプキンス・スミス演奏による優れた作品集があります。また、ミヒャエル・シェーファーの演奏による、ガローの作品を含む「バロック・リュート組曲集」も素晴らしい録音です。

 ルイ14世のギター奏者だったロベール・ド・ヴィゼの作品は、ギター、リュート、テオルボなどによる様々な録音があります。私が最近よく聴くのは、 ホセ・ミゲル・モレーノがテオルボで演奏している「Pieces De Theorbe」ですが、ホプキンス・スミスがテオルボで演奏した「Pieces de Theorbe」や、佐藤豊彦がギター、リュート、テオルボを駆使した「lute guitar theorbo」など、ヴィゼーについては良い録音がたくさんありますので、色々聴き比べてみるのも楽しいでしょう。

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 ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエールは、かなり多くの作品を残しているようなのですが、残念ながらまとまった録音は無いようです。我が家にあるCDの中では、Davitt Moroneyが演奏している「Livre de Tablature de Clavescin」中に5曲、Edward Parmentierが演奏する「17th Century French Harpsichord Music」の中に3曲が録音されています。

 ルイ・クープランのクラヴサン曲全集は、Blandine Verletの演奏によるものと、Davitt Moroney 演奏による2種類があったのですが、現在は入手が難しいようです。最近の録音では、NAXOSから出ているLaurence Cummings演奏の「Harpsichord Suites」と、Globeから出ている Richard Egarr 演奏の「4 Harpsichord Suites for the Sun King」が、手堅い演奏で好感が持てます。
 また、近年発見されたルイ・クープランのオルガン曲は、Davitt Moroney の3枚組の全集「Complete Organ Works」で聴くことが出来ます。

 ジャン・アンリ・ダングルベールのクラヴサン曲集としては、クリストフ・ルセが2枚組で出した「ダングルベール:クラヴサン作品全集」が、現在では一番入手しやすい録音でしよう。ルセらしい、明確であか抜けた雰囲気を感じさせる演奏です。
 スコット・ロスが、チェンバロとオルガンを使い分けている2枚組の「チェンバロとオルガンのための作品集 Pieces pour clavier」も良い録音です。ただし、国内盤は、そろそろ入手が難しいかもしれません。

 31歳で夭折したニコラ・ド・グリニーのオルガン曲は、マリー・クレール・アラン演奏の「オルガンによる賛歌(イムヌス)集」と「オルガン・ミサ」という、2種類のすばらしい録音があります。特に「オルガン・ミサ」は、クープランの作品と並ぶほどの傑作として、フランスでは名高い作品です。アランらしい明確な演奏で、国内盤も出ています。

 ジャン・フランソワ・ダンドリューのオルガン曲では、Temperaments から出ている「Une Nuit de Noel」に、Martin Gesterの演奏で《12のノエル変奏曲》から6曲が録音されています。また、ダンドリューは3巻からなるクラブサン曲集も残していて、これは ACCORD から出ている Olivier Moumont 演奏の26曲を抜粋した「Pieces de Clavecin」が軽快な演奏を聴かせてくれます。

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 マラン・マレの《ヴィオールと通奏低音のための曲集》は、この種の作品としてはかなり録音が多く、良い演奏も沢山あります。何点かをおすすめディスクで紹介していますので、そちらを参照して下さい。

 アントワーヌ・フォルクレのヴィオール曲集では、Paolo Pandolfo がヴィオールを担当している「Pieces de viole & continuo, Book 1, suites 1-5 Book」の、情熱的な録音が良いと思います。アントワーヌ・フォルクレの曲をもとに、その息子ジャン=バティストが自作も加えて1747年に出版された、ヴィオール組曲集の完全全曲録音ということで、話題を呼んだ録音でもあります。

 サント・コロンブの《2つのバス・ヴィオールのためのコンセール集》は、ジョルディ・サヴァールとヴィーラント・クイケンの2人の大御所が演奏している演奏が一番好きですが、上村かおりとジェローム・アンタイの演奏による「Pieces for two bass viols」も雰囲気のある良い録音だと思います。ヒレ・パールの演奏「Retrouve et Change」は、私の好みからするとやや強めですが、面白く聴ける演奏です。

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 ミシェル・ド・ラ・バールのフルート曲は、あまり馴染みがないかもしれませんが、Stephen Preston がフルートを担当している、「Pieces pour la flute traversiere」という、素晴らしい録音があります。

 ジャック・マルタン・オトテールの場合は、かなりの数の名録音が存在します。私がよく聴くのは、ブリュッヘンがリコーダーで、バルトルト・クイケンがフラウト・トラヴェルソで演奏をしている「L'Integrale de l'oeuvre pour instruments a vent」や、花岡和生による「プレリュードと組曲」、Jacques Martin Hotteterre による「Ecos Fidelles Preludes. Suites 1-3」などです。その他、NAXOS から出ているフルート作品集もかなり良い録音です。

 ミシェル・ブラヴェの作品集としては、花岡和夫と篠原理華がリコーダーとヴォイス・フルートで演奏している「ブラヴェ小品集」と、有田正広がフルートを担当している「ブラヴェ:フルート・ソナタ集」が、まとまった作品集としては一番好きな録音です。特に花岡和夫の録音は、私の愛聴盤のひとつです。

 zig zag territoires から出ている「A Deux Fleustes Esgales」は、初期のオトテール・フルートを使った、フルート2重奏ばかりを集めた録音で、ド・ラ・バールやオトテール、ブラヴェなどの作品が収められています。フルートのひなびた音が印象的な、美しい演奏を聴くことが出来ます。

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 ジャン・マリー・ルクレールのヴァイオリン曲の録音だと、Fabio Biondi がヴァイオリンを担当している、《ヴァイオリン・ソナタ集 作品1》から4曲を抜粋した「4 sonates du premier livre」、寺神戸亮がヴァイオリンの《ヴァイオリン・ソナタ 作品5》からの抜粋盤「ヴァイオリン・ソナタ集」、Les Talens Lyriques が演奏している《二つのヴァイオリンと通奏低音のための序曲とソナタ集 作品13》「Ouvertures et Sonates en trio」、Simon Standage が主催する Collegium Musicum 90 演奏の《ヴァイオリン協奏曲》作品7と作品10の全曲演奏盤などをよく聴きます。
 ルクレールの曲は、モダン楽器でも色々録音があって、グリュミオーの演奏などは独特の雰囲気があって、特に秋の夜などには、ついつい聴きたくなってしまいます。




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