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ヴィヴァルディの「四季」は、中学校の1年生の音楽鑑賞の時間に、今でもバロック音楽の代表として取り上げられるポピュラーすぎるほどポピュラーな名曲です。イ・ムジチ合奏団の録音を持っているよ、という方も多いのではないでしょうか。
「四季」は『和声と創意への試み op.8』という12曲からなる協奏曲集中の第1番〜第4番までを指してます。各曲の冒頭には四季の風景を描いたソネットがつけられており、表題音楽的な側面もあって聴きやすい音楽だと言えると思います。
ただし、ヴィヴァルディの曲は通俗すぎて嫌いだ、と公言する人も多く、ヴィヴァルディの協奏曲は「600の協奏曲ではなくて600の変奏曲を書いただけだ」と評されることもあります。私自身、ヴィヴァルディが好きかと言われると、多少のためらいを覚えなくもありません。
けれど、協奏曲の3楽章形式を確立したということだけでも、後世への影響を考えるならば、功績としては充分すぎると言えなくはないでしょうか。
最近の「四季」の演奏では、ニコラス・アーノンクールが先鞭を付けた[1977年録音:Warner Classics/WPCS-21043]大胆な解釈を施したものが、イタリアの演奏家を中心として、オリジナル楽器、モダン楽器ともに増えてきました。一種のブームと言って良いかもしれません。その演奏を良しとするかどうかは好みの別れるところですが、思わず聴き入ってしまうものが多いのも確かです。
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