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ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)は、バロック・オペラの中興の祖であるアレッサンドロ・スカルラッテの息子として、バッハやヘンデルと同じ年に生まれました。青年時代はイタリアでオペラや宗教音楽の作曲を行いましたが、1720年代前半から長くスペイン、ポルトガルに滞在し、主に鍵盤音楽のための作品を作曲しています。
ドメニコ・スカルラッティのチェンバロ・ソナタ(初期のフォルテ・ピアノを使用したという説もありますが)は、現代でもピアノの練習曲として利用されています。これは、スカルラッティのソナタの中に両手の交差など、古典派以降のピアノ曲で普通に使われるテクニックの多くが含まれているためです。
ただし、単一楽章で構成されてスカルラッティのチェンバロ・ソナタは、決して機械的な練習曲ではありません。極めて自由奔放な手法で書かれており、舞曲のリズムも多く取り入れられていて、聴いているだけでも充分な楽しさを感じさせてくれます。
なお、スカルラッティのチェンバロ・ソナタの整理番号としては、現在ではアレサンドロ・ロンゴによるL番号と、ラルフ・カークパトリックによるK番号の2種類が使われています。
* ここではチェンバロによる演奏をとりましたが、ピアノで演奏されたものにも素晴らしい録音が沢山あります。ホロヴィッツ[Sony Crassical-SRCR2058]やポゴレリチ[Grammophon-POCG1623]などの演奏にも、ぜひ耳を傾けてみて下さい。
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