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わずか26歳で世を去ったペルゴレージが、その生涯の最後に書き残した作品が《スタバト・マーテル》です。十字架のもとにたたずむ、悲しみに沈む聖母マリアへの賛美と祈りを綴ったラテン語詩《スタバト・マーテル》は、18世紀にはローマ教会の公式典礼に採用され、数多くの音楽家によって作曲されました。
ペルゴレージの《スタバト・マーテル》は、あまたある同種の曲の中でも代表的な作品であり、彼の天才を最も純粋な形で遺したと評される曲でもあります。
宗教曲と言うにはいささかオペラ的すぎる感もあるのですが、これは、キリストの受難を追想する期間にはオペラの上映が禁止されたため、それに変わる娯楽のひとつとして作曲された宗教曲として一般的な傾向でもありました。
高音の二人の歌手と弦楽合奏によって切々と歌われる、この上なく甘美で劇的なこの曲は、有名であるだけにモダン楽器、オリジナル楽器を問わず多くの名盤が存在します。モダン楽器の演奏による録音も捨てがたいのものが多いのですが、参考盤はやはりオリジナル楽器による演奏盤から選んでみました。
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