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◆16 初期バロック宗教曲の傑作 クラウディオ・モンテヴェルディ/聖母マリアの夕べの祈り Claudio Monteverdi(1567-1643)/Vespro della Beata Virgine |
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モンテヴェルディの《聖母マリアの夕べの祈り Vespro della Beata Vergina》は、バロック初期の宗教音楽の傑作であり、その後のバロック宗教音楽の方向性を決定づけた曲だといっても過言ではありません。 《聖母マリアの夕べの祈り》は、マリア披昇天祭の祝日の聖務日課(教会の日常のお務め)中の、晩歌(夕べの祈り)として作曲されたものです。けれど、実際に典礼に用いられる音楽としての働きよりも、作曲家の才能を披露するための音楽としての機能の方が強かったようです。 冒頭の歌い出しの部分からオペラの《オルフェオ》の冒頭のファンファーレが使用されるなど、まず、そのきらびやかさに度肝を抜かれます。ルネサンスの様式とモンテヴェルディならではの劇的な表現様式が巧みに組み合わされ、非常に変化にとんだ劇的な音楽が展開されていきます。 さらに、演奏に当たってはグレゴリオ聖歌も挿入され、なおさら多彩な印象を与えられます。聖歌の選択や曲順の入れ替え、ピッチなども演奏者の考えにゆだねられる部分が多く、ある意味では同じ録音はひとつも無いと言って良いかもしれません。 モンテヴェルディの《聖母マリアの夕べの祈り》は、ヨーロッパのキリスト教が生み出した宗教音楽を考えるとき、絶対に外すことの出来ない名曲のひとつです。 |
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【 Reference Disk 】
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