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デュファイは、ルネサンス期を通じて音楽をリードし続けたフランドル楽派の初期を代表する音楽家であると同時に、15世紀最大の音楽家のひとりでもあります。
14世紀にギョーム・ド・マショーが通作ミサを作曲して以来、ミサ曲は作曲家にとって主要なジャンルとなっていきました。その中で、作曲家たちはミサ曲の各楽章を統一した音楽技法で作曲するようになっていきます。
各楽章がひとつの音楽的素材(“定旋律”と呼ばれます)で関連づけられたミサ曲を「循環ミサ」と言いますが、15世紀の前半に始まったこの技法は、デュファイによって一応の完成を見ることになります。
「スラ・ファス・エ・パル」は、デュファイ自身が作曲した同名のシャンソンの旋律を使って作曲されたものです。世俗音楽を素材に使いながらも、デュファイの音楽はあくまで高貴でメランコリックに鳴り響き、優雅な祈りの音楽を作り出しています。
音楽史的に重要な作曲家であり、すばらしい曲を多数作曲しているにもにもかかわらず、録音はあまり多くありません。《ミサ・ス・ラ・ファス・エ・パル》もデュファイのみならず、初期フランドル楽派の名曲とされていますが、比較的入手がしやすい録音というと3種類くらいしかありません。
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