裏を知れば表がよく分かる!

【映画】製作委員会っていったい何?

テレビドラマに限らず、最近でも映画でもタイアップが盛んなようです。
エンドタイトルが出て、キャスト、スタッフのクレジットが流れ出すと、
終わりのほうには、ロケ協力、衣装協力などとして、いろいろな企業の名前が、次から
次へ出てくる。これらが、みなタイアップで何らかの協力をしてくれた企業だ。

 

最近はこのほかに「○○製作委員会」方式をとる映画も多くなりましたね。
映画会社が自己資金で映画を作るのではなく、複数の企業に資金を出させ、
利益が出たら配当します、というシステムです。
大手の広告代理店などが中心になっている場合が多いが、およそ映画とは関係のないような
企業の名が、最後に製作委員会のメンバーとしてスクリーンに流れる。

 

この製作委員会システム、映画会社にとっては大変、都合のいいシステムとなっています。
先ず、企業に制作費を出資させるのだが、そのお金が何に使われるかというと、結局は
映画会社の持つスタジオ代や、スタッフのギャラになるわけです。さらに出資した企業は、
その映画がヒットしてくれないと元が取れないので、一生懸命、宣伝してくれる。
そして出資金を出した上に、チケットも大量購入してくれるのだ。そのチケット代も当然、
映画会社に入る。かくして映画会社としては、封切り後、客が一人も入らなくても十分に
儲かるという仕掛けとなる。例えその映画がヒットしなくても「映画は水ものですからねぇ」
といえば、責任追及されることもあまりない。こうしてバブルの時代には、製作費だけが巨額な
空虚な大作が。次から次と作られたのです。

【時代劇】視聴率は取れてもスポンサーのメリットは低い理由

現代を舞台にしたドラマならば、いくらでも経費削減で手を抜ける。
お金のかかるセットは作らず、全てロケで済ませ、衣装もタイアップといった具合だ。
しかし、時代劇だとそうはいかない。昔の町並みが残っているところなどないから、
オープンセットは必要だし衣装も同様。単純に考えて時代劇の方がお金がかかりそうだ。
その反面、視聴率が安定しているという強みがあり「水戸黄門」などの長寿番組も。
ところが、いくら視聴率が高くてもスポンサーにしてみれば、あまり有難くはないらしい。
というのも見ている人の多くがお年寄り。はっきりいって、あまりものを買わない層。
現代社会では消費をしてくれるのは若い人たちだから、そんな層に見てもらえなければ、
コマーシャルも意味が無い。

 

そんな訳で、企業の宣伝広告担当者としては、時代劇のスポンサーになるのは、
費用対効果の点ではあまり好ましくない。
その割には、全盛期より衰退したとはいえ、いまだに時代劇は健在だ。
そのウラの事情は、宣伝担当者は若いので時代劇は敬遠したくとも。最終的に判断を下す
企業のトップはお年寄り。みな時代劇が好きだからその方が企画が通りやすいのである。

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