衣類の静電気除去なら

衣服の静電気予防に大事なポイントは?

 

 

 

さて...
ここでは、衣類間で起きる静電気や
着替えるさいのパチパチを
どうやって防ぐのか紹介します。

 

ニットセーター、ヒートテック、ダウンジャケット
を例にして解説しましたが、ほかの衣類でも
基本的に同じ対策でオーケーです ^^)

 

 

 

 

 

静電気の起きやすい素材

衣類は静電気の起きやすい素材と
起きにくい素材のものに分かれます。

 

帯電表という静電気の
起きやすさを示した表があります。

 

 

まんなかに位置する綿や麻、絹、
レーヨンは静電気がほとんど起きません。

 

はんたいに、端に位置するポリエステル、アクリル、
ナイロンは特に静電気が起きやすい
です。

 

じっさい、わたしたちが着ている衣類は
どうでしょう??

 

アクリルのニットセーターに
ポリエステルのダウンジャケット...
ナイロンのウインドブレーカーなど...

 

ただでさえ乾燥する冬は静電気が
起きやすいのに、服装でもNGを
おかしてしまっています。

 

こうやってみたときに、どうすれば
静電気が抑えられるのかというと、極論は
すべて綿素材の衣類でコーデイネート
すれば、静電気で悩むことはなくなります(;'∀')

 

 

綿は静電気を起こさないけど...

静電気を起こさないためには
衣類の素材や保湿が大事です。

 

ですから、水分を保持できない
ウールやアクリルより保水力に優れた
綿100%のほうがベターです。
また、綿は導電性があるので、静電気が逃げられる
場所があればすべてそちらへ流れていって
くれます。

 

綿100%シャツに綿のニット、
綿のトレンチコートに綿の下着に
ズボン...

 

でもね、現実はそうはいきませんよね(^-^;

 

綿のニットセーターよりもアクリルや
ウールのニットの方が暖かいし、
ダウンジャケットやウインドブレーカーの
生地は必ずといっていいほど
ポリエステルやナイロンです。(_ _).。

 

 

ニットセーターの静電気防止

基本的に、ニットの静電気の起きやすさは
アクリル>ウール>綿
の順番です。

 

ここで、実験の記録を紹介します。
アクリルのニット(左)と綿ニット(右)

 

摩擦させて静電気を測ると...

 

アクリルのニットは13KV(=13.000V)を超えます
これが肌着なら、皮膚が痛くて脱ぐのをためらうレベル。

 

いっぽう、綿は0.06KV(=60V)ていど。
ほとんど帯電していません。

 

それくらい差があります。。

 

これはアクリルやウールの繊維は
導電性がなく、水分保持も苦手
なので衣類同士で摩擦が起きやすく
ゆえにつよい静電気が起こしやすいんですね。

 

しかし、
こんな強い静電気を発生させる
アクリルセーターでも、静電気防止スプレー
をつかうと、だいぶ静電気は抑えることが
できます。

 


スプレー後、陰干し。再び摩擦させて測定すると...

スプレー前:13.000V
↓   ↓   ↓
スプレー後: 3.400V

 

静電気はスプレー前の約4分の1に抑えられました。
ここまで下がればパチパチしないレベルです。

 

 

柔軟剤にふくまれる界面活性剤が
空気中の水分を吸着して、
衣類表面に膜をつくり自然放電を
うながす働きをしてくれます。

 

また、柔軟剤を使うことで衣類の
ゴワゴワ感がなくなるので上着や
下着との摩擦が抑えられて相乗効果で
パチパチをおさえてくれます。

 

今回の実験では市販品を使いましたが
無香料の柔軟剤で自作できるので
そっちのほうが安上がり
です。

 

カバンに入れて持ち歩いて
ニットやシャツ、スカート、マフラーなどの
静電気が気になったときにスプレーすると
よいです。

 

【つくりかた】

  1. スプレーの空き容器に無香料の柔軟剤を少量入れ、

    水道水で100倍に薄める。

  2. 静電気が気になるときに衣服から

    20センチほど離して、パチパチ来る
    部分にスプレーする。

     

    洗濯しないニットの場合、着方にもよりますが
    ふつうに5日〜7日は効果が続きます。

 

 

ヒートテックの静電気の起きやすさは

写真は、わたしのお気に入りの
ミズノのブレスサーモというヒートテック。

 

生地が薄いのに非常に暖かく
スタイルが良くうつりますが
ポリエステル製で静電気が起きやすい。

 

これを、ユニクロの綿100%のヒートテックと
比べると

 

※ミズノのポリエステルヒートテック
11KV(=10.000V超え)

 

※ユニクロの綿ヒートテック
ほとんど帯電しない

 

同じヒートテックでも、これだけ静電気の
起きやすさは変わります。

 

このばあいも、自作の静電気除去スプレーを
ふきかければ、かなりマシになります。

 

 

ダウンジャケットの静電気対策

ダウンジャケットは布製品ではないので
静電気防止スプレーは使えません。

 

じゃあ、どうすればいいのかというと、
インナーに着る衣服に静電気防止スプレーを
吹きつけておけば、アウターである
ダウンジャケットの静電気もおさえる
ことできます。

 

つまり
インナーに対策すれば、それイコール
アウターの対策になる
ということです ^^)

 

これも上で説明したとおり、
水分膜によってインナーとアウターの
摩擦が抑えられるから自然と
静電気が少なくなるんです。

 

 

衣類の組み合わせ表は参考にとどめることが大事

さいごに、衣類の組み合わせが静電気の
起きやすさに関係するというお話をしますが
これは、あくまで参考にとどめてください。

 

ネット上で、まるで神話のように
語られていますが、じっさいは
必ずしもそうならないから。

 

でも、知っておいて損はないので(^-^;

 

つぎの表は冒頭でも紹介した帯電表。
そもそも静電気の起きやすさを示したもの
ですが、素材と素材の距離が離れた衣服の
組み合わせほど、より多くの静電気を
発生させやすいという意味もあります。

 

ようは、衣服の相性のはなしです。

 

 


【アウターの裏地がポリエステルの場合】
たとえば、ポリエステルのダウンに、
ウールのセーターを合わせると素材同士の
距離が遠いので服を脱いだ時のパチパチが
大きくなります。

 

そういうときは、
ウールではなくアクリルのセーターを
選んだ方が素材が隣同士で距離が
近いので静電気の発生を抑えることが
できるのですね。

 

【アウターの裏地がナイロンの場合】
いっぽう、ダウンジャケットの裏地がナイロン
素材なら、アクリルよりウールのセーターが
相性がよいです。

 

ダウンジャケットの裏地は、だいたいポリエステルか
ナイロンどちらかなので、それによって
インナーを変えるのがよいかもしれません。

 

ユニクロの軽ダウンなどはリバーシブルタイプで
表がポリエステル、裏がナイロン素材で
まったくの正反対。
『なんか今日はパチパチくるなぁ』と感じたら、
裏返して着るのがよいかも
しれませんね。

 

どうしても静電気が抑えられないときに
ためしてみるとよいと思います。
あくまで、そのくらいの認識でよいと思います...。

 

 

静電気防止できる服や靴がある

世の中は本当におもしろくて、
静電気が起きにくい衣類や靴が
存在
しています。

 

※いぜん仕事で着てた帯電防止の作業着

 

 

写真の作業着はポリエステル製で、本来であれば
静電気は起きやすいはずですが、
導電繊維が編みこまれており、
バチバチきたことがありません。

 

わたしが着ていたのは作業着なので
デザインもイマイチですが、最近では
いくつかのメーカーから静電気防止仕様の
おしゃれな衣類が販売されています。

 

職人さんが使用してきた静電気防止靴

からだに帯電した静電気を足元から
逃がして
ドアノブでバチッとくるのを
自動で防ぐ静電靴というものがあります。

 

靴のほかにも、オフィスで使用できる
サンダルタイプやクロックスタイプ
など、さまざまです。

 

知らない人が、まだまだ多いようなので
ここで紹介しておきます。

 

静電靴の効果がスゴい!履くだけでバチッとこなくなるプロ仕様シューズ

 



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