「受け継がれしサイバー・ダーク・ドラゴン」


デュエルまで省略
以下話の流れ。


猪爪とのデュエルで心臓に極度の負担がかかってしまった亮は速攻手術室へ。
朝には手術は終了し、亮もまともに話せる状態に。
そこで翔は亮に二度とデュエルをしてほしくない一身でデッキを奪取する取り上げる。

サイバー流を使いこなすため特訓する翔。
もちろん積み込み前提のデッキなので思うように回りません。
悩む翔に十代は言う。

十代「一生懸命練習してカイザーの物真似ができたところで、デッキは答えてくれるのか?
そのデッキはずーっとカイザーと一緒にやってきたんだろ?
偽者はすぐ見破られるぜ。」

翔「じゃあどうすれば・・・」
十代「俺に聞くなよ。デッキに聞きな。
デッキが何を望んでいるのかよく聞いてさ、お前とデッキとで作り上げていくしかないんじゃないか?」

翔「デッキと僕とで・・・」
十代「お前のデッキにしなくちゃな。」

そして三日後の夜、ついに猪爪と対峙する。


猪爪「ふぅん。兄貴の尻拭いのためずいぶんと練習してきたようだな。僕ちゃん。
お前など取るに足りぬ存在だが、丸藤亮の弟なら少しは価値もあろう。
へっへ。いたぶってやるよ!」

翔「この戦いを引き継いだ以上、僕に負けは許されない。こい!!」
翔「デュエル!」猪爪「デュエル!」
翔「僕のターン、ドロー!僕は、『サイバー・フェニックス』を攻撃表示で召喚。」

翔「カードを3枚伏せて、ターンエンド。」
猪爪「俺のターン、ドロー。俺は『人造人間−サイコ・リターナー』を攻撃表示で召喚!
サイコ・リターナーはダイレクトアタックできる。やれ、サイコ・リターナー!サイバー・エナジー・ショット!!」

翔「トラップカードオープン、『パワー・ウォール!』デッキからカードを6枚墓地へ送り、ダメージをゼロにする!」

ここで送られたカードは、『サイバー・ダーク・キール』、『カイトロイド』、『サイバー・ダーク・エッジ』。
そして『スチームロイド』、『サイバー・ダーク・ホーン』、『ドリルロイド』。
そう。サイバー・ダーク3体が墓地へ。これがサイバー流チートだ!

猪爪「ならば速攻魔法、『サイキック・ウェーブ』!
サイコ・リターナーが場にあるとき、デッキから『人造人間−サイコ・ショッカー』を墓地に送り、600ポイントのダメージを貴様に与える。」

翔「リバースカードオープン!『フュージョン・ガード』。ランダムに融合モンスター1体を墓地に送り、ダメージ効果を無効にする!」

このとき墓地へ行ったのは『サイバー・エンド・ドラゴン』。前回と同じです。
ということは、翔の場に残った1枚のリバースカードは・・・

猪爪「フッ。手札から永続魔法、『DNA抹殺呪術』を発動。もうわかっているよな。ドラゴン族は墓地には行かせないぜ。
カードを1枚伏せて、ターンエンド!」

翔(ここまでは前の兄さんの戦いと同じ・・・だが兄さんは・・・)
「僕のターン、ドロー!」
(そう。兄さんは、このカードで逆転の手を狙おうとしていた。ドラゴン族が墓地に行けないのなら、既に墓地にあるモンスターを・・・)
「トラップカードオープン、『輪廻独断』!
互いの墓地のモンスターは宣言した種族になる!僕はドラゴン族を宣言!
さらに、マジックカード『サイバー・ダーク・インパクト!』を発動!
墓地の『サイバー・ダーク・ホーン』、エッジ、キールをデッキに戻し、『鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴン』を融合召喚する!」




これがサイバー流積み込み!

翔「サイバー・ダーク・ドラゴンは、自分の墓地に存在するドラゴン族モンスター1体を選択して装備し、その攻撃力分だけ攻撃力をアップする。
僕の墓地は『輪廻独断』により全てドラゴン族になっている!僕は『サイバー・エンド・ドラゴン』を選択、装備!」



攻撃力4000越えは既に弟にまで受け継がれているようです。
サイコ・リターナーを攻撃できれば翔の勝ちだが・・・

猪爪「サイコ・リターナーを生け贄に、『死のデッキ破壊ウイルス』を発動。
相手の場のモンスターと手札、貴様が3ターンの間ドローするカードのうち、攻撃力1500以上のモンスターを破壊する!」



ガチすぎるにもほどがあるぞ。
そして翔の手札は『リムーブ・ボム』(後述)、『次元融合』。ウイルス効果は受けません。

猪爪「生け贄にしたサイコ・リターナーの効果を発動!
サイコ・リターナーが墓地へ送られたとき、『人造人間−サイコ・ショッカー』を墓地から特殊召喚する!」

翔「まさか、兄さんのときもサイコ・ショッカーを準備していた!?」
猪爪「そういうことだ。」

猪爪「このモンスターこそサイコ流の申し子!
サイコ・ショッカーの効果発動!フィールド上のトラップカードは無効となる!
よって貴様の『輪廻独断』の効果は無効となり、墓地のモンスターはドラゴン族ではなくなる。」

翔「僕は『サイバー・フェニックス』を守備表示に変更。」
猪爪「ヘッヘッヘ。折角兄貴に教わった手なのに残念だったな。」
翔「ターンエンド・・・!」

一方少し離れてデュエルを見てる亮と十代。

亮「劣勢とはいえ、俺のデッキをあそこまで使いこなせるとは・・・」
十代「いや。翔はカイザーのデッキで戦っているわけじゃない。」

猪爪「俺のターン、ドロー。俺は『ドリラゴ』を攻撃表示で召喚!
そして、サイコ・ショッカーを生け贄に、サイコ流最強のモンスター、『人造人間−サイコ・ロード』を特殊召喚!」


猪爪「サイコ・ロードはトラップ無効効果に加え、1ターンに1度、相手の手札かマジック・トラップゾーンに存在するカードを確認し、
トラップカードがあった場合それを破壊できる。そして、この効果でカードを破壊するごとに300ポイントのダメージを相手に与える!
サイコ・ロードで『サイバー・フェニックス』を攻撃!」

翔「『サイバー・フェニックス』の効果により、カードを1枚ドロー!」
猪爪「『ドリラゴ』でダイレクトアタック。ドリリング・ドリル!」

実はこの攻撃、ドリラゴのくせにドリルを使わない攻撃なんですね。

猪爪「サイコ・ロードの効果発動!『輪廻独断』のカードを破壊!ハイパー・トラップ・ディストラクション!!
フッフ。300ポイントのダメージを受けてもらう。ターンエンド!」

翔「僕のターン、ドロー!」
猪爪「『死のデッキ破壊ウイルス』の効果により、貴様のドローカードを確認させてもらう。」

ここで引いたカードは、永続魔法『魔力倹約術』。
魔法発動時のライフコストを皆無とする便利なカードです。

猪爪「チッ、マジックカードか。」
翔「ターンエンドだ。」
猪爪「ハハハハ!成すすべなしとはお笑いだ!俺のターン、ドロー!
フッフッフッフ。やりたい放題やらせてもらおう。
サイコ・ロードでダイレクトアタック!サイバー・エナジー・インパクト!!」

翔「墓地の『カイトロイド』の効果を発動!『カイトロイド』が墓地にあるとき、ダイレクトアタックによる戦闘ダメージを1度だけゼロにする!
このこの効果はデュエル中1度しか使えない!」


亮「『カイトロイド』!?俺のデッキにはなかったカード・・・」
十代「フッ。」

猪爪「ならば『ドリラゴ』でダイレクトアタック!ドリリング・ドリル!!」

やっぱり殴るだけ。
ドリルとしての誇りはないんでしょうか。
登場の度に特攻する某モグラ型宇宙人を尊敬してください。

猪爪「そして手札から永続魔法、『トラップ・リクエスト』を発動する。自分のターンのスタンバイフェイズ、相手のデッキを確認し、
トラップカードを1枚選択して、相手のマジック・トラップゾーンにセットできる!
そのカードが場を離れたとき、相手プレイヤーは1000ポイントのダメージを受ける!」



この効果でOCGは絶対無い。
相手のデッキの内容を確認できる上、無駄なトラップを伏せさせゾーンを埋めることだってできるかもしれん。

猪爪(たとえ貴様がどんな手で来ようとも、俺の備えは万全・・・)
「次の俺のターン、お前のデッキのトラップカードを強制的にセットさせ、サイコ・ロードで破壊すれば俺の勝ち!」


そんなことを言ってる猪爪の手札には、ちゃっかりと『撲滅の使徒』が。
これは裏側の魔法・罠を破壊&除外し、同名カードを互いのデッキから取り除くカード。
たとえなんらかの方法でサイコ・ロードが処理されても、このカードでリバースカードを破壊すればいずれにせよ勝ちとなります。

猪爪「ターンエンドだ!!」
翔「くっ・・・」
猪爪「貴様の負けなど最初からわかっていたこと。だが、ここまで不甲斐ないとはな。
兄貴の恥の上塗りをしてしまったなぁ!ハッハッハッハッハッハ!」

翔(違う!この戦いは兄さんのためだけにあるわけじゃない!)
「僕のターン、ドロー!」

猪爪「ウイルス効果だ。手札を見せろよ。」
翔「くっ・・・!?」


翔が引いたカードは『ドラゴンロイド』。新ビークロイドです。
というか、ドラゴンは乗り物か?

翔(今わかった。この戦いは兄さんを越えるための戦い!ずっと追いつけなかった兄さんを・・・)「兄さんは・・・」

兄を探す翔。ブラコンです。

亮「翔・・・」
翔「兄さん!」
猪爪「何をしている!『ドラゴンロイド』は攻撃力2900。とっとと墓地に送ってもらおうか。」
翔「ようやく、デッキが答えてくれたよ。」
十代「・・・!」
亮「・・・」
猪爪「何を言っている。」
翔「手札からマジックカード、『リムーブ・ボム』を発動!」

翔「デッキのカードを上から5枚除外する。そのカードの中にモンスターカードがあれば、1枚につき300ポイント相手にダメージを与える!」


最強すぎる。
これぞサイバー流チート!

猪爪「サイバー・ダークが3枚!?」
翔「よって、900ポイントのダメージを受けてもらう!」
猪爪「900ポイントごとき・・・」
翔「『魔力倹約術』を発動!マジックカードを発動するために払うライフポイントが必要なくなる!さらに、『次元融合』を発動。
2000ポイントライフを払うことで、お互いに除外されてモンスターをそれぞれフィールドに可能な限り特殊召喚する!」

猪爪「なんだって!?」
翔「『魔力倹約術』によりノーコストで発動。ホーン、キール、エッジの3体のサイバー・ダークを特殊召喚!
そして、『パワー・ボンド』を発動!」





なんという魔法ラッシュ。
極めつけはあの『パワー・ボンド』で来るとは思ってなかった・・・

亮「!?・・・こんなコンボの可能性が、まだあのデッキには残っていたのか・・・」
翔「十代のアニキが教えてくれた。デッキが何を望んでいるかそれを聞けと!
兄さんは、もう成長することはないと諦めていたけど、そんなことはない。
兄さんも僕も、十代のアニキもこれからどんどん変化し続ける。
そして、このデッキも、変化を、進化を望んでいたんだ!


翔カッケェ。
翔がかっこいいと思うのは何年ぶりだろうか・・・

亮「翔・・・あいつめ、いつの間に俺を追い越していった・・・」
十代「カイザー・・・」
翔「3体のサイバー・ダークを融合!出でよ、『鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴン』!!
『パワー・ボンド』の効果により、その攻撃力は元々の攻撃力分アップ!」

猪爪「フン。たかだか攻撃力2000で何を・・・」
翔「サイバー・ダーク・ドラゴンは、墓地にあるドラゴン族モンスターを装備する事により、その攻撃力分数値がアップする!」
猪爪「バカな!?貴様の墓地にドラゴン族は・・・」
翔「『ドラゴンロイド』は、墓地でドラゴン族となる!」
猪爪「何!?」
翔「それだけじゃない!サイバー・ダーク・ドラゴンの効果はまだ続く!
墓地のモンスター1体につき100ポイント攻撃力がアップする!」



キタ――――――(゚∀゚)――――――!!!!

翔「サイバー・ダーク・ドラゴンで、サイコ・ロードを攻撃!フル・ダークネス・バースト!!」

おなじみの攻撃力4000越えでサイコ・ロードを葬り、勝利した翔。
翔の見事なデュエルに亮も拍手を送る。

亮にデッキを返す翔。が、亮はこれを拒む。
翔をサイバー流の継承者として認めたということです。
若干残念だが。
サイバー・ロイドデッキの今後に期待。

療養施設に帰る途中、亮からある提案をされる亮。
それは、「2人で新しいプロリーグを作らないか」という話。
「翔とならできる。」そう踏んだ亮は翔に提案するのだった。
勿論、翔はそれを受け入れる。

後ろから見守る十代は本当に出番なし。


カイザー回は毎回良回ということで次回へ続く。
次回はサンダー!万丈目サンダー!!


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