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歯磨き剤で歯は白くなるか?

派手なCMが話題をよんだ「歯を白くする」歯磨き剤。若者を中心に人気をよんでいる。
これを使えば、本当にキラキラと輝く真っ白な歯になるのだろうか。白さのもとといわれているのが、人間の骨や歯に含まれる「ハイドロキシアパタイト」という成分。これがそのまま商品名になっているものもあるから、耳にしたことのある人もいるかもしれない。
なぜ、このハイドロキシアパタイトが白さのもとかといえば、むし歯などであいてしまった小さな穴を修復し、歯垢などをとり除く効果があるから。ハイドロキシアパタイトに、漂白作用があるわけではない。
しかも、こうした効果を期待できるのは、小さな子供だけ。まだできあがっていない子供の歯は、酸味の強いものを食べたりすると、カルシウム分がぬけてやわらかくなってしまったりする。ハイドロキシアパタイトは、もともと人間の骨や歯に含まれている成分なので、こうしてできた小さな穴などを修復するのに有効にはたらくというわけだ。
しかし、普通の大人の場合はこれとは事情が違うのでそううまくはいかない。むし歯はもちろん、むし歯が進行して歯の色が変色してしまったら、歯科医師によるきちんとした治療が必要。
また、歯垢などの汚れは、ハイドロキシアパパタイトでなくても落とすことができる。
むしろ、歯磨き剤など使わずに、水で丁寧にブラッシングするほうが効果的。つまり、歯を白くする歯磨き剤は、大人の歯を白くするための、決定的な根拠を持たないことになる。では、ほかの歯磨き剤と比べるとどうか。
通常、タバコのヤニなど、歯の表面についた着色物は、研磨剤で落とすことができる。研磨剤はどの歯磨き剤にも含まれているので、とくに決まったメーカーのものでなくてもOK。歯を白くする効果だけ考えれば、ハイドロキシアパタイトより、研磨剤のほうが優れているとさえいえる。個人差もあるが、健康な歯はもともと少し費味がかっているのが普通。また、半透明なので顔色や唇の色などでも見え方が変わってくる。日焼けした小麦色の肌には、自さがより増してみえるし、白塗りした顔ではそれ程目立ってみえない。
また、歯ごとに色が違う上、1本の歯でも、部分によって微妙に色が異なっている。必要以上に歯の白さを求めること自体、無理がある。

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